欧州委員会はRED-DAの適用を延期したのですか？

2014/53/EU1無線機器指令(RED)は、単一市場への無線機器に関する規制フレームワークを確立しています。主に無線機器の義務的な市場投入条件に関連しています。執行規則は2022年2月1日に発効し、2024年8月から適用される予定でした。

2023年7月20日、この予定は2025年8月1日に延期される事が公開されました。

2022年8月5日に整合規格の策定リクエストが提出され、CEN/CENELEC JTC 13/WG8が規格作成に着手。現在進行中の作業から、2023年9月30日の発行は困難で、最短でも12月31日以降、遅くともそれより後になる見込み。

委員会は、EU市場の円滑な運用を確保するため、各界の意見をまとめ、整合規格の策定状況に合わせた調整を行いました。
結果として、整合規格の策定に十分な時間を確保するため、適用日を2025年8月1日に延期する事を公開致しました。
[外部リンク] Cybersecurity, privacy and fraud protection - extending the application date (Radio Equipment Directive delegated act)

整合規格が適切なタイミングで整備されていない場合、サイバーセキュリティに関連するREDの必要要件への適合は、製造業者にとって非常に困難なものになる可能性があります。

しかし、依然として製造業者にとっての課題は変わりません：

❌ 消費者や関係者からのEU内の無線機器のセキュリティ不足への懸念の増加。
❌ 製造業者は、製品にサイバーセキュリティ対策を実装するためのガイダンスが必要。

そのため、当社はパイロットプログラムを提案しております。
「パイロットプログラム」のコンセプトは、飛行機のパイロットという意味で、乗客を目的地まで導く事になります。お客様がRED-DAの発効日に必ず認証を取得できるよう、お客様の成長を最優先にサポートすることです。
この提案によって、お客様は下記の内容を把握し、RED-DAの発効日までに余裕をもって対応する事ができます。

✅ セキュリティ要件
✅ 製品へのこれらの要件の実装方法
✅ 整合規格がある場合とない場合のテストおよび認証プロセスの動作方法

その他、「RED-DAアセスメント」という1回テストのみのサービスもご用意しています。
当社の「RED-DAアセスメント」・「パイロットプログラム」に関する詳細情報は、Contact Us からお問い合わせください。